こんな頼まれ方に感動

人の上に立って指示をした経験は乏しいので、”こうすれば人は動く!”みたいなことは書けないのですが、逆に、人から頼まれて動くことは多いので、今日はその中でもインパクトがあった頼まれ方を3つご紹介します。
※頼まれる人(ackey14)を主体に書くので、”頼み方”ではなく”頼まれ方”としています。

事例1:思わず「1つと言わずにもっと頼んでもらっていいですよ!」と言いたくなった。

1つ目は、もう4年以上も前のことなのに未だに忘れられない頼まれ方です。


背景:
とある学生サークルで、インタビューを行った。
私がインタビューをテキストにまとめ、それをAさんがデザインした。
インタビューは2つ。
なので「テキストにまとめる → デザインする」の作業を2回行った。
1つ目のデザインが完成したとき、誤字を見つけたのでAさんにメールで報告。
2つ目のデザインができたと同じくらいに、返信がきた。
それが、これ↓(原文をちょっと加工してます)

間違いの発見ありがとう!


デザインとかはできるんだけど、そういうのがいくら気をつけて
も、でてくるんだよね、、、。大切だとは頭でわかってるけど、
めんどくさがりなのかな、、、、、


というわけで、ackey14にもう一つお仕事を。


仕上げた原稿の誤字脱字チェックをしてくれませんか?
前のチラシといい、結構ackey14はそういうの得意そうだし☆


見つけたのは、箇条書きで列挙してくれればいいので。
よろしくおねがいします!

いかがでしょうか?

  • まず報告に対して感謝の言葉を述べてくれている。
    • 感謝されることで、報告して良かったなと良い気分になれる。
  • Aさん自身は原稿のチェックなどは苦手と言うことを伝えた後で、私はそういうことが得意そうだからということで頼んでいる。
    • 手伝ってあげたいという気持ちになる。
  • そして最後に、「箇条書きでいい」と簡単なゴールを設定してくれている。
    • 相手が望むことが見えると、動きやすくなる。

インパクトポイントは、”そういうの得意そうだし”というところです。
私は誤字脱字チェックが得意そうではなく、事実、結構得意なのです。自分でもそう思っているのですが、それを見抜いてくれてることが嬉しくて、そんなにちゃんと見てくれてる人なら、1つと言わずいくつでも喜んでやりますよ!と思ったのでした。

事例2:魔法の5文字

2つ目にご紹介するのは1年くらい前のことだったと思います。
まだまだ半人前にもなれてない未熟者なので、仕事中に自分で判断できないことに多々出くわします。
悩んでいても時間ばかりがすぎてしまうので、指示を仰いだり、相談したりします。
すると大概は、「○○はこれでいいでしょうか?それともこうでしょうか?」と聞くと、「こうした方がいいんじい?」とか「なんでそう思うん?」という答えがあるのですが、その時は違っていて、その言葉で一気にやる気が増したのでした。
そんな魔法の言葉がこちら↓

任せるわ

任せてもらえるくらいになれたことが嬉しかったのと、自分でやり方を考えられることにワクワクしました。
任されるということで少しプレッシャーはあるものの、それよりも嬉しさの方が上です。「○○任せてもいい?」など言い方は違っても同じ効果があります。私にとっての魔法の5文字です。
#といっても、たまにだからいいのかもしれません。

事例3:チャレンジしてみよう!と思えた。

3つ目は最近のことです。
このはてな日記に「にこにこカレンダー」のレポートを書いていますが、それを見て頂いていて、

あんな風にまとめるのは良いね。今度事例紹介してみない?

と頼まれたのでした。
#まさか、半年前に初めて参加したワークショップで、今度は発表者として参加することになるとは・・・。
参加されていた方々の顔が浮かんで、私なんかが発言して良いものかと一瞬躊躇したのですが、せっかくなので発表させていただくことにしました。
そう思えたのは、

  • あんな風にまとめるのは良い

と言っていただいたからだと思います。
何も無いところから発表する事を考えて、となるとハードルはかなり高いですが、既に簡単にまとめてあるものがあって、しかもそれを良いと言っていただけている状況だったので、それならできそうだと思えたのでした。


最後に(本旨とは少しずれますが・・・)
習慣化していることは、「これをやろう」と思うまでもなく行動に移しています。やっていることさえ気づかないこともあるほどです。
でも、そうではないことだと行動しようと思うきっかけがあるはずです。
そのきっかけが自分にとって重要なことほど、行動は早く起こせるのではないかと思います。
私は、きっかけの重要度は「どれだけ感情が動いたか」ではないかと思っています。
そういう考えもあって、この記事のタイトルをつけました。