家計簿

ちょっと変わってるかもしれませんが、
私の趣味の1つに「家計簿をつける」というのがあります。


家計簿とは、ご存知の通り、いつどこからどれだけお金が入ったのかと、いつ何にどれだけお金を使ったのかを記録するものです。
Excelなどのツールを使って管理する人が多いと思いますが、私はルーズリーフを愛用しています。
おそらく、当分の間はアナログで管理すると思います。
理由は、書こうと思ったときにすぐ書けるからと、数字を書いて暗算するのが単純に楽しいからだと思います。


私の家計簿歴を振り返ってみると、その始まりは、小学校時代のおこづかい帳です。
小学校低学年の時、母から手のひらサイズのおこづかい帳を渡されて、お金をもらったり使ったりした時に書き込むように言われました。
キティちゃんか何かのキャラクターが描かれた可愛いノートだったと思うのですが、なんだか嬉しかったのを覚えています。
でも、飽きっぽい性格のせいか、最初の1ページ目くらいしか書き込まずに終わってしまった気がします。
その後、年末の大掃除なんかでおこづかい帳を発見するたびに、書かなきゃなぁと思って再開したりしなかったりしていました。
小学生の頃は、まだ「面倒くさいもの」と思っていたんだと思います。


☆☆☆


中学生になると、毎月お小遣いをもらえるようになり、お金の出入りが増えたので、だんだんとおこづかい帳をつける習慣がついてきました。
でも飽き性のため、書く時期があったりなかったりしていました。
この頃には、郵便通帳を自分で持たせてもらえるようになったためか、おこづかい帳を書くことで、「自分でお金を管理している」という意識が芽生え始めたように思います。
中学3年の時、クラスの中に携帯を持つ子が出だして、自分も持ちたいなぁと思うようになり、もっと自由に使えるお金を増やしたいと思うようになりました。


☆☆☆


そして、高校生になり、アルバイトを始めました。
スーパーの中にあるパン屋さんで、パンの製造と販売をする仕事です。
働くことの大変さや面白さを学べたのは自分にとって良い経験となりました。
そして、毎月残高が増えていく通帳を眺めるのが楽しみになりました。
扱えるお金の額が増えたのが嬉しかったですが、それ以上に、何にどれだけ使うのかを考えるのが楽しかったです。
そうした中で、お金の出入りを記録することの重要性が高まってきました。
家計簿の付け方も自分なりに工夫するようになり、ルーズリーフで管理し始めるようになりました。
そのルーズリーフを今も使っています。
だいぶレベルアップしたとはいえ、まだ家計簿をつけ忘れることもありました。


☆☆☆


大学生だった時、いつだったか忘れましたが、「家計簿を眺めているだけで、その当時の生活の様子がありありと浮かんでくる」ことに気づきました。
旅行したり、プレゼントを買ったり、飲み会に参加したり、映画を観たり、美術館に行ったり、といったイベントをはじめ、何を食べていたのかまで思い出せることに、すごい!と思いました。
私にとって、家計簿はアルバム写真のような役割を果たしているんだと気づきました。
これは衝撃的な気づき体験でした。
以後、お金の流れを把握することもますます楽しくなり、家計簿をつけることが楽しくなってきました。


☆☆☆


ひとり暮らしを始めると、家全体のお金の管理をできるようになったため、さらに楽しさが増してきました。
家計簿をつけていると、光熱費の月別の変化が分かったり、出費が多くなる月が分かるようになったりします。
記録したデータを自分なりに分析するのは面白いです。
その他に良かったと思うことは、だいたい月これくらいあれば生きていけるんだということが分かり、やっと自立できてきたなと思えるようになったことです。
家計簿って奥が深かいなぁ・・・なんて思ったりします。


そんなこんなで、家計簿をつけることが趣味の1つになっています。




(おまけ)
「なぜお金の管理が好きなんだろう・・・」と疑問に思ってしばらくボーっとしていたら、きっかけを思い出したので、また今度書いてみようと思います。