XP祭り関西2011に参加(2011/1/29)

昨日、XP祭り関西2011に参加してきました。IT系のイベントに参加するのはほぼ一年ぶり。
久々にお会いできた方々、初めてお会いする方々からたくさんの刺激を頂きました。
講演、ワークショップ、懇親会、そのどれもが充実していて参加することができて良かったです。


■XPJUG関西のwikihttp://www.xpjug.jp/cgi-bin/main_wiki/wiki.cgi?page=%A3%D8%A3%D0%BA%D7%A4%EA%B4%D8%C0%BE%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B1

ツイッターhttp://twitter.com/#search?q=%23xpjugkansai

■toggetter → http://togetter.com/li/94548


イベントの内容やまとめレポートは上記URLで見て頂くことにして、ここでは個人的な感想や学んだことを書いてみようと思います。
(なので、イベントの主旨とはだいぶ外れてしまって、これだけ読んだらきっとなんこっちゃ?ということになるかもしれません・・・。)

基調講演:木下さん「これからの「アジャイル」の話をしよう――今を生き延びるための開発手法とスキル (関西バージョン)」

「『アジャイルは行い』とは何か?」から始まり、木下さんが会場に質問を投げかけ会場にいる参加者から意見を引き出してディスカッションする形式で進められました。「アジャイルチームにリーダは必要?それとも必要ない?どちらだと思いますか?」という風に2択の質問がされて、参加者にどちらの立場かを表明してもらってそれぞれの意見を聞き、またその意見に対しての反論を聞いていくとう形式です。
3つ目の問いかけのときに気づいたことがありました。それは、

極端な2つのことが提示されてどちらかを選択する。一方を選択した後に「ではこちらではないんですね?」と自分が選ばなかった方について確認されたときに、本当に自分はこっちでいいのか?と自問が始まり、問題をより深く考え始める。

ということです。ゆさぶられることによって、より真剣に考えるようになるということに気づいたんです。だから、一人で考えごとをするときにも、結論が出た後に「じゃあそれ以外ではないってこと?」と自分自身に問いかけるようにしていきたいと思いました。

その他講演で印象に残ったこと

  • アジャイルをやる上で「交渉力」が重要
  • 反対派の人と接するときのポイント→「想像力」「敬意」「経験」
  • マネージャの仕事は、チームの障害を取り除くこと
  • 暗黙知が大きくなると新しい人の受け入れが難しい
ワークショップ:PFP関西 「アジャイルプロセス入門〜朝会(あさかい)から始めるチームビルディング〜」

ワークショップの前に、のび・肩回し・首回し、鏡を使って笑顔の練習をしました。ほんの2〜3分のことなのに、リラックスできて他の参加者との距離が近づいたように思います。ちょうど良い具合にほぐれたところでワークショップがスタートしました。

グループワークは楽しいなぁと改めて思いました。
今回のワークショップでは、アジャタという手法がとられていたのですが、これがとっても面白かったです。
アジャタ法の説明はこちらをご覧下さい → http://projectfacilitationproject.go2.jp/wiki/index.php?%B4%D8%C0%BE%A5%EF%A1%BC%A5%AF%A5%B7%A5%E7%A5%C3%A5%D7%A1%F424#cc2fce9e


3グループのそれぞれのまとめ:

  • 朝会とは、「見る聞く気づく」
  • 朝会とは、「ファンファーレ」
  • 朝会とは、「リズムと共有」

その他学んだこと:

  • 朝会では、下記を共有する。
    • 昨日やったこと
    • 今日やること
    • 課題
  • 朝会では、メンバーの発言だけでなく表情も見る。
  • リズムが大事。
  • 大きな声で元気良く。
  • 言いにくいことも言い切ろう。
  • 朝ごはんをしっかりたべて準備万端で臨もう。
  • 宣言するとメリハリが出る。
セッション3:森崎 修司さん「プラクティスが有効にはたらく前提は明らかになっていますか?〜 コンテキストを明示して成功事例を分かち合い、更なる前進につなげる」

学んだこと:

  • コンテキスト(前提、制約)を明らかにすることで、間違った方向に進む危険を減らせる。
  • 良いものを取り入れようとするとき、その事例のコンテキストと自分のコンテキストを比較し、そのまま使えるのか、自分に合うようにすれば使えるのか、そもそも取り入れるべきではないのかを見極める。
  • よく知っている人と話すときにも、前提を意識してみよう。
懇親会

今年もビンゴ大会で、本がプレゼントされました。本のプレゼントは本当に嬉しいです。去年はなかなかビンゴできずにほとんど選べなかったのですが、今年は早々にビンゴできたくさんの本の中から選ぶことができました。景品が参加者の数より多くて、もうひとつ景品を頂くことができました。2つ目にもらった方がお気に入り。太っ腹ですね。



終わりに

振り返ってみて、良いイベントだったと改めて思いました。丸一日楽しませていただきました。
スタッフのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。